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● 動線のプランづくりの要点は?


間取りづくりにおいて、リビングやダイニングなどのパブリックゾーン、寝室や子ども部屋などのプライベートゾーン、キッチンや浴室、トイレなどのサービスゾーン、そして廊下や階段と、機能ごとに空間をおおまかなゾーンに整理してから配置を考えることをゾーニングと呼びます。ゾーニングによって空間の大まかな配置が決まると、各室のつながりがみえてきます。これらの「つながり」を人の動く線でとらえたのが「動線」です。この動線を無視すると、住みにくい家となってしまいます。大まかな間取りが決まったら、家族それぞれの時間帯ごとの動きや過ごし方をイメージして動線計画を立てましょう。その際、人が動くことを想定しながらその線をたどってみることが大切です。また、関連した機能を持つ空間同士はできるだけ動線を短くするのが基本。キッチンとユーティリティ、ダイニングの結びつきは大事にしたいところです。ただし、寝室とトイレやバスルームを隣接させると水の流れる音が気になるなど、利便性だけを追求しても問題の起こることがあるので注意が必要です。





● 最近よく聞く「光触媒」って何?


光触媒とは、太陽の光(紫外線)が当たると、その表面に強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去する働きを持つ物質のこと。活性酸素の発生で有機物や細菌を分解する「分解力」と水となじみが良く分解された汚れを浮き上がらせる働き「超親水性」の二つの作用があり、これらはさまざまな分野への応用が期待され、開発が進んでいます。住まいに関わるところでは、「超親水性」を利用した外装建材やタイルなどがあげられます。太陽光により外壁についた汚れを分解し、雨などがかかると親水性の膜を形成し、分解した汚れを洗い流すもので、手間をかけずに長期にわたり美しい外観を保てます。このほか「分解力」を利用したものでは、空気清浄機や室内仕上げ塗材、壁紙などがあり、今後もさまざまな用途・製品開発が期待されています。





● コーポラティブハウスにどうやって参加する?


コーポラティブ(cooperative)とは「協同の、協同組合の」という意味。コーポラティブハウス(方式)は、マンションなど集合住宅の建設に際し、複数の人間が同志的な意思に基づいて組合を作り、協同で、敷地の取得から、建物の企画設計、建築工事等を行うことをいいます。通常の建売や分譲マンションは事業主が不動産会社で土地の取得や設計・工事の発注も行うため、家を買いたい人は事業主から提供された住宅をそのまま買うか買わないかの選択肢しかありません。しかし、コーポラティブ方式では、土地の仕入れ、つまり、立地条件選びを始め、建築内容についても、自分たちで意見を出し合うので、自分に合った理想の住まいを実現しやすくなるわけです。最近では、設計事務所(建築士)やハウスメーカー、不動産業者などが組合(友の会)の設立を企画して参加者を募り、アドバイス・運営を行う例も多くなってきているので、まずはホームページなどをチェックして情報収集してみましょう。





● 耐震と免震ってどう違うの?


耐震とは、地震など強い揺れによって建物が倒壊しないよう、建物全体の強度を高めた工法をいいます。しかし、建物そのものが倒壊を免れたとしても、建物内の家具が倒れてしまったり、倒れた家具の下敷きになってしまったり、耐震だけでは、建物内の安全を完全に守ることができないといわれます。
一方の免震とは、建物の足元を地面から切り離し、その間に特殊な免震装置を組み込むことによって地震の激しい揺れを受け流す構造のことをいいます。従来はビルなどに用いられてきた技術ですが、近年、住宅にも採用されるようになってきました。耐震工法に加えて免震構造を採用すれば、建物が受ける揺れは従来の耐震構造に比べて大幅に低減され、建物の安全性が向上するとともに、建物内の人々や家具、設備機能も安全に守ることができます。住宅が倒れないだけでなく、そこで暮らす人の安全や家材を守ろうという耐震の一歩先にある新しい地震対策として注目されています。





● オール電化住宅のメリットは?


オール電化住宅は、家のなかのエネルギーすべてを電気でまかなう住宅のことで、一般に、IHクッキングヒーターと、ヒートポンプ式電気給湯器(エコキュート)などの設備にするほか、太陽光発電システムにより、自家発電する場合もあります。第一のメリットは、ガスなど燃焼型設備に比して二酸化炭素の排出を抑制するなど、環境への負荷を低減させ、住まいが環境保護に貢献できることですが、住む人に嬉しいメリットもいっぱい。
例えば給湯では、料金の安い、夜間電力を利用できる省エネ型給湯器があるほか、電力会社ごとに割安の料金があり、家計にやさしいという点。太陽光発電の場合は、使わない分は電力会社に売電できます。またIH クッキングヒーターは、安心・安全に加え、室内の空気もクリーンなままで、ダニやカビの原因になる、結露も防止。フラットなトップ面のふきこぼれなどの汚れは、拭き取るだけできれいになるので、お掃除も楽ちん。さらに、家族の環境意識が高まることも、付け加えておきましょう。





● 性能表示付きの住宅にしたほうがいい?

住宅性能表示制度は、良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた「住宅品確法」に基づく制度。構造の安定、火災時の安全、維持管理への配慮、空気環境など、住宅の性能を9つに分類しそれぞれ等級や数値で表示、指定住宅性能評価機関が設計時と建設工事・完成の2段階にわたって評価するもの。住宅性能の客観的な把握や比較に役立ち、またトラブルの場合は、国が指定した紛争処理機関が対応するものです。性能表示にかかる費用は、建築主(施主)負担が原則であるため、また手続きの煩雑さから現状では普及が遅れていますが、今後は、住宅評価の主流になることが予測されています。自邸の客観的評価を得たい場合はもちろん、将来の住み替えの際にも役立つので、長い目で見た場合は評価を受けたほうがいいでしょう。





● 外断熱工法って何?

外断熱工法とは、断熱層を構造体の屋外側に設ける、つまり屋根・外壁など、家全体の主要な構造体を断熱材ですっぽり覆う工法のこと。これまでは、コンクリート造など、熱容量の大きい材料の建物に多く用いられてきましたが、最近では、木造住宅(ツーバイフォー工法・木造軸組工法)の外張り断熱を指すことが多いようです。断熱・気密性能は向上するといわれますが、いずれにしろ重要となるのは、実現する断熱・気密性能。とくに木造住宅に外張り断熱を行う場合には通気層が必要だともいわれています。実際、カナダや米国の住宅では内断熱工法(充填断熱工法)により、超高気密・高断熱を実現しており、断熱の方法(工法)というよりは、次世代省エネ基準など、実現できる性能に目を向けて選択するべきだといえます。





● フローリング選びのポイントは?

フローリングは、インテリアのイメージを大きく作用するため、デザインや色なども気になるものですが、それ以前に、機能性をまずチェック。もっとも室内の空気環境に影響するので、ノンホルムアルデヒドなど、有害物質を発しない健康素材であることが必須条件。仕上げやワックスについても同様です。また、床暖房をする場合は、高熱によって反りや隙間が起きにくい耐熱性に優れたものを、車椅子で使用することもあるなら耐傷性、耐摩耗性に優れた厚いフローリングにするなど用途にも注目。最近では、複合フローリング(合板フロア)のほか、むくフローリングも多数登場。素材も、ウォールナットから、メープル、カリン、タケ、キリなど多彩になってきており、素材により、風合い・感触はもちろん、施工性も大きく異なります。ショールームなどでは、実際に裸足になり、素材の上に足を置いてみるのもいいでしょう。





● ピアノ室をつくりたい

ピアノ室をつくるには、部屋全体に防音工事を施す方法と、既存の防音ユニットを導入する方法が考えられます。防音工事は、天井・壁・開口部などに防音専用材を用いますので、設計の段階からの検討が必要。室内に設置するタイプの防音ユニットは、リフォームにも適しています。なお、土に囲まれた地下室は、防音効果が高くピアノ室を設けるのにうってつけの空間です。また、ピアノ室は外部に音を漏らさない遮音性能のほか、心地良い響きを生み出す音響効果も大切。施工の際には、音響についての造詣が深い専門業者に依頼しましょう。





● 省エネ住宅にしたい

住宅の省エネルギー化を考えるとき、まず実行したいのが、住まいの断熱・気密性を高めること。外気の影響を受けにくい高断熱・高気密住宅は、少ない冷暖房エネルギーで快適な温熱環境が実現できる省エネ住宅。2重サッシやペアガラスなどを採用し、開口部からの熱損失にも配慮します。さらに、採光、通風、遮光を計算して、窓の位置、庇の長さ、植栽計画などを工夫すれば、冷暖房負荷をいっそう低減することが可能です。また最近では、省エネの発想を一歩進め、太陽光発電システムで電気を自給自足する創エネ住宅にも注目が集まっています。





● 健康素材の内装にしたい

最近、ホルムアルデヒドなど、住宅の内装材から放散される有害化学物質による健康被害が問題となっています。安全で健康に暮らせる住まいづくりには、化学物質の放出が少ない建材を選択することが大切です。JIS(日本工業規格)、JAS(日本農林規格)などの基準を参考に、ホルムアルデヒドの放出量や有機溶剤成分が少ないものを選択するとよいでしょう(右図参照)。そのほか、珪藻土の塗り壁や、和紙を使った壁紙など、有害化学物質を含まない天然素材の内装を採用するのもおすすめです。

■普通合板・構造用合板・特殊合板・コンクリート型枠用合板に関する日本農林規格
表示の区分 ホルムアルデヒド放出量
平均値
Fc0 0.5mg/l以下
Fc1 1.5mg/l以下
Fc2 5.0mg/l以下

■MDFとパーティクルボードに関する
日本工業規格
種類 記号 ホルムアルデヒド放出量
E0タイプ E0 0.5mg/l以下
E1タイプ E1 1.5mg/l以下
E2タイプ E2 5.0mg/l以下




● 定期借地権住宅のメリットは?

定期借地権とは、一定期間土地を借りて上もの(建物)を自前で建てること。借り主は地主に対して保証金(土地値の2~3割程度)を預け(契約終了時に返還)、毎月地代を支払います。つまり土地取得費が不要なので、費用が少なくてすむことが第1のメリット。同じ資金内容なら広い土地でしかも建物にかけられる比重が大きくなるため、思い通りの住宅を実現しやすくなります。第2のメリットが長期間であること。一般定期借地権では借地期間が50年以上と定められており、ほぼ2世代の居住が可能です(期間終了時に更地にして返還。更新は不可)。ハウスメーカーなどでは開発を手がけ、優先的に情報を提供する友の会を発足させています。直接問い合わせてみましょう。





● 狭い家でも広々と見せる間取りは
  ありますか?


空間を広々と見せるには、開放的なオープンプランがおすすめです。細切れの部屋はなるべくつくらず、パブリックスペースにオープンな空間を確保すると、家全体が広々とした印象に。また、天井の高さも開放感を左右する重要なポイント。傾斜天井にしたり、吹き抜け空間をつくったりして、天井を高くすれば、縦方向への広がりが生まれ、伸び伸びとした開放感が得られます。天井を高くとることが難しい場合、開口部の上端を天井まで伸ばし、採光量 を増やすのもよい方法。天井面が明るく照らされ、空間が広く感じられます。





● 和室ってやっぱり必要かしら?

生活スタイルが洋風化した現在でも「1室は和室に」と考える人は多いもの。その一方で、「和室をつくらないで、そのぶんリビングなどを広くしたい」という人も増えています。どちらがよいかは一概には言えませんが、和室は、寝室、仏間、客間など、多目的に使える重宝なスペース。和室を設けない場合には、お客様を泊める部屋や仏壇の置き場所などを考えておく必要があるでしょう。敷地的に和室を設ける余裕はなくても畳の空間はほしいという場合には、リビングや寝室の一角に2、3畳の畳スペースをつくるのもよいアイデア。気軽に寝転がれるくつろぎ空間としてはもちろん、書斎や、家事コーナーとしても最適です。





● 同居の猫にも住みよい家は?

気ままな行動を好む猫にとっては、自由に動き回れる住まいが理想的。特に、猫は高い場所に上るのが好きですので、壁面 に足場となるステップを設置したり、高さの違う家具を階段状に配置したりして、垂直運動ができるようにしてあげると喜びます。さらに、壁やドアに猫専用の出入口を設けておくと、家族がいない場合でも、屋外と屋内、部屋と部屋との間を行き来できて便利です。また、猫がコンセントをいたずらして感電する事故も多いので、安全のためにコンセントカバーをつけるとよいでしょう。





● 土地選びのチェック事項

土地購入後、いちばん困るトラブルは、法的規制によって住宅が建築できないケースです。たとえば建築基準法では「接道義務」が定められており、奥まった土地では、基準法上の道路に接する幅2m以上の敷地がなければ家を建てられません。不安な場合は、役所の建築指導課に問い合わせを。また、都市計画法等の法的規制との関係や、上下水道・都市ガスの配管等の整備状況については、契約時に提示される「重要事項説明書」に明記されていますので、不明な点は納得いくまで業者に質問してください。このほか、以前水田だった土地や造成地などは、地盤の強度が問題。法務局で土地の謄本を閲覧して、その土地が以前はどんな使われ方をしていたのか、調べてみるとよいでしょう。





● 施工業者が工事中に倒産した!
  払ったお金はどうなるの?


建売住宅や新築マンションの購入では、完成前の段階で手付金を支払い売買契約することがあります。そこで宅地建物取引業法(宅建業法)では、業者が宅地建物を販売する際には、金融機関や保証会社の保証を受けなければならないという「前金保全」を義務付け、万が一の場合でも、買い手に手付金が戻るようにしています。また、工務店などに建築を依頼する場合には、「住宅完成保証制度」の有無を確認。業者が制度に加入していれば、倒産時には別 の業者が工事を継続し、最小限の追加負担で家を完成させることができます。いずれにしろ、手付金等を払うときは保証書を必ずもらうことが大切です。





● 工事期間はだいたいどのくらい
  かかるの?


住宅の建築日数は、建築面積や工法によってさまざまですが、在来工法の木造住宅で4~6カ月、鉄筋コンクリート造で6~7カ月というのが一般 的です。同じ在来工法でも、建築部材をあらかじめ工場で加工するプレカット工法なら、より短い工期での建築が可能。パネルの組み合わせで造られる2×4工法の家は、在来工法より1カ月ほど工期が短縮できるといわれています。さらに工期が短いのがユニット工法。居室や水回りなど、住宅の基本単位 を工場で造り、現地で組み立てる工法なので、40~60日という短い期間で家が完成します。





● 建築家に設計してもらいたいときは
  どうするの?


住宅雑誌や情報誌などには、建築家が設計した数々の住宅が紹介されています。また、イベントで建築家の建てた家を目にすることもあるでしょう。これらの情報をもとにアプローチするのが第一歩です。口コミ情報も◎。





● 引っ越しの挨拶はどの範囲までする?

一戸建てなら「向こう三軒両隣」+町内会長さん、集合住宅なら両隣と上下の部屋+管理人さんというのが基本です。新築の場合は、建築中にお騒がせすることを考えて、工事にとりかかる前に挨拶しておきたいものです。





● シックハウス症候群って何?

一般に、家を離れることで改善される、頭痛、目の痛み、吐き気などの症状のことをいいます。原因はクロスなどの住宅建材から揮発する有害物質で、代表的な物質としては、「ホルムアルデヒド」が知られています。





● 地鎮祭ってどんなことをやるの?

基礎工事に着手する前に、その土地の守り神をお迎えして、工事の安全と守護を祈念する祭儀を「地鎮祭」といいます。祭儀では、米を打ち撒く「散供」、初めて鎌・鋤を入れる「苅初(かりぞめ)・穿初(うがちぞめ)」などの儀式が行われます。





● 業者とのトラブルは誰に相談?

住まいづくりの過程において、設計やお金などさまざまな業者とのやりとりにトラブルはつきもの。問題が生じたときにはすぐに専門家に連絡を。
電話相談ができる「住まい110番」が便利です。
住まい110番全国ネットワーク 044-934-4829
日本弁護士連合会 03-3580-9841
欠陥住宅被害全国連絡協議会 022-214-0881




● モデルハウスを見に行くときの
  持ち物は?


モデルハウスは、図面や写真からはわかりにくい各メーカーの住宅の特長を明確に知ることができます。メモ帳と筆記用具、家の構造を覗くための懐中電灯、身のまわりの寸法を知るためのメジャーのほか、スナップ用のカメラを用意しておくと便利です。また、カタログなどが入る大きめのバッグを持参すると良いでしょう。




● 職人さん達に差し入れをするべき?

建設工事中の現場に出入りする大工さんや職人さんたちに気持ちよく家を造ってもらうためには、やっぱりお茶やお菓子などを出す心遣いは欲しいものです。直接持参するほか、あらかじめ施工会社の営業担当者や現場責任者にお茶菓子代を渡しておまかせする方法も増えています。




● 建て替え中、家具を預かってくれる
  ところはあるの?


トランクルームや倉庫などに保管できます。トランク1つにつき23区で月額1万円から2万円。地域や、預けるものの大きさによって値段が異なります。その際気を付けたいのが荷物の量 。仮住まいに持ち込むものと新居に持ち込むものをきちんと整理し、それ以外は思い切って処分すると良いでしょう。



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